アフターマーケット別冊
2015〜2016年版

自動車部品用品流通
補修部品・用品流通の将来展望
<共販・部販会社要覧付>

B5判 172頁
2,800円+税(送料別)
(2015年9月30日発行)

  弊社では、自動車メーカー系の部品販売会社(共販・部販会社)の企業概要を掲載した書籍を継続して発行しています。
 1988年に『全国共販・部販企業ガイド』として発行したのを皮切りに、隔年で継続発行しており、1995年からは名称を『自動車部品・用品流通』と改 め、自動車メーカー系列の部品・用品流通の概況および最新動向、純正部品・用品の普及促進を通じて安全な交通社会の実現に貢献する共販・部販の会社要覧、 さらには都道府県別の自動車関連データを掲載。自動車部品・用品流通の実態や共販・部販の役割を解説した書籍は他にないことから、業界の実態把握に役立つ 資料として関係各方面から高い評価を得ています。
 補修部品は保有台数の、用品は新車販売の伸びがかつてのような右肩上がりが見込めなくなったことで、それぞれ市場は久しく停滞しています。今後は保有台 数、新車販売ともに右肩下がりに転ずることが予想され、さらに衝突被害軽減ブレーキをはじめとする安全運転支援システムの普及による事故の減少、カーナビ ゲーションの標準装備化進展などにより、補修部品やアフターマーケットにおける用品の需要は、保有台数や新車販売の減少を上回るペースで落ち込むことも予 想されます。
 自動車部品・用品の流通に携わる者にとっては、非常に厳しい市場環境が待ち受けていると言えます。この難局を乗りきるために新たな市場創造に努める必要 があることはもちろんですが、その一方で自動車の整備に不可欠な、部品供給のサービス性を維持し続ける必要もあります。非常に難しい問題ですが、迅速な部 品供給は「安心・安全・快適なカーライフのサポート」の根幹をなすと言っても過言ではないため、これは死守せねばなりません。
 これに関しては、自動車メーカーも強く意識して対応を検討しているようで、本書に掲載した供給改善に関する取り組みの取材においても具体的な対策を聞くことができました。
 いずれにせよ、自動車部品・用品の流通業界は今、大きな転換点に差しかかっていると言えます。安心・安全・快適なカーライフを支え続けるためにも、何としても乗りきらなければなりません。
 本書が、そのための一助になれば幸いです。

【掲載項目】

部品物流改善〜自動車メーカー各社の取り組み〜

補修部品の供給改善は新次元へ
トヨタ自動車
本田技研工業
日産自動車
マツダ
三菱自動車工業
ダイハツ工業
スズキ
富士重工業

部品物流改善〜大型車メーカー各社の取り組み〜
日野自動車
いすゞ自動車
三菱ふそうトラック・バス
UDトラックス


自動車基礎データ
総人口/保有台数/保有構造/車検台数/新車販売台数/認証工場数/指定工場数/給油所数を各都道府県別に分析


全国自動車部品・用品販売会社<共販・部販>要覧
トヨタ共販
日産部販
ホンダ部販
マツダ部販
三菱部販