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2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災が発生しました。これにより、東北地方を中心とする被災地には甚大な被害が及びました。
自動車業界も、その例外ではありません。被災地に生産拠点を置く自動車メーカーと部品メーカーの工場が地震により大きな損傷を受け、サプライチェーン(部品の調達・供給網)が寸断されて、生産停止に追い込まれる事態になりました。
また、自動車整備業界においても、東北地方の沿岸部を中心に大きな被害がもたらされました。
東日本大震災により被災した青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の各県の認証工場の合計1万3012工場のうち、全壊または流出した工場数は推定値を含めて264、一部に被害が発生し整備に支障が出た工場数は353、整備にのみ支障が出た工場数は617となっています(国土交通省、2011年11月7日発表)。
まさに、わが国は未曾有の災害に見舞われたわけですが、東日本大震災発生から本稿執筆時点(2011年11月10日)で8カ月が経過しました。この間に自動車のサプライチェーンは復旧し、国内の自動車生産は正常化しました。
また、被災地の整備工場においても、復旧・復興できる環境にある事業者は営業再開に向けて立ち上がり、すでに復興を成し遂げた事業者もいます。
こうした状況の中で発行する本書は、これからの厳しい時代を整備工場が勝ち抜いていくために必要なことは何か。今、整備工場経営者は自社の勝ち残り戦略として何を考え、行動しているのか。まさにその生の声を取材する中から、勝ち残っていくために必要な方策をレポートしました。
また、特別編集として、宮城県自動車整備振興会の協力を得て、同振興会がまとめた「東日本大震災に伴う被害及び対応状況」を掲載するとともに、津波の被害により工場が流出した事業者が2カ月後に営業再開した復興の軌跡も編集しました。
被災地においてはまだまだ苦難の道が続くと思いますが、本書が被災された方や全国の整備事業者の参考になれば幸いです。
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